老化を予防するための適量の水分補給の重要性! 研究結果による新発見

こんにちは。自然治療家のかわばたです。
みなさんは、日頃から水分補給をするように心がけていますでしょうか?
お茶、コーヒー、紅茶、健康茶を除いて、単純に水(water)です。
患者さまを問診する中で、以外にも水分を補給されている方が少ない印象があります。
少しでも、水分補給する意味を患者様にお伝えするために、面白いネタがないかと調べてみました。タイミングよく面白い記事がありましたので、ぜひみなさまに共有させていただきたいと思います。

老化の進行、慢性疼痛、心身の不調に悩まされている方はあまり水を飲んでいない傾向になる

飲み物の選択肢は広がり、自分の好みにあった飲み物を選択し、水分を補給しています。
〇緑茶(嬉野茶、静岡茶、知覧茶など)
〇健康茶(ドクダミ茶、スギナ茶、松葉茶など)
〇紅茶・ハーブティー(カモミール、レモングラスなど)
〇コーヒー(コンビニコーヒー、缶コーヒー、チェーン店コーヒーなど)

様々な飲み物がある中で、問診や臨床する中で単純に水を飲む方が少ないように感じます。
水をしっかりと飲んでいる方(1ℓ以上1日)は治り、回復が早い反面、水をあまり飲まない方(1ℓl以下/日)は治りが遅く、様々な慢性疼痛、心身の不調を抱えているように感じます。
あまり水を飲む習慣がない患者さまには、適量の水の量をお伝えしながら、水を飲む習慣を身につけてもらっています。

日常の水分補給が少ない方は実年齢よりも老けやすい

こちらの「eBioMedicine」2023年1月2日付に掲載された論文によると、血清ナトリウム値が142mmol/lを超えている方は、実年齢より生物学的年齢が50%高くなるという。

水分不足が老化を進行させ、慢性疾患のリスクを高める


血清ナトリウム値の正常値として(135~146mmol/l)
検査機関によっては(138~146mmol/l)のところもあります。

こちらの25年間にわたる追跡調査は、血清ナトリウム値と健康マーカーとの関係の分析により、血清ナトリウム値142mmol/lを超える人は、生物学的な老化が早いことが明らかになったとのこと。

具体的には、血清ナトリウム値が142mmol/l以上の人は、生物学的な年齢が実年齢よりも高い可能性が15%上がる。血清ナトリウム値が144mmol/l以上になると、その確率は50%にまで跳ね上がる。

また水分補給不足は、慢性疾患のリスクも高くなる。
血清ナトリウム値が142mmol/lを超えると、心不全・糖尿病・認知症などのリスクが64%上昇。さらに血清ナトリウム値が最も高い人(144.5-146mmol/l)は、最も低い人に比べて早死にする確率が21%高かったという調査結果になったそうです。

人の体は複雑のため、決めつけてはいけない

調査結果として、このような結果になったわけですが、情報を鵜呑みにして大量に水分補給をしないと!!と焦ってはいけません。
人の体は、そんな単純なつくりになっていません。
もっと複雑な肉体です。
しかし、調査結果では関係性は確かでしょうから、老化を遅らせるためには水分を補給することはとても重要です。
また生活、仕事、運動によって摂る水分量は異なりますから、汗をかく量に合わせて無理のない範囲で水分を摂るように心がけていきましょう。

引用先:カラパイヤ
引用先:eBioMedicine