日本人の4人に1人が心筋梗塞、脳梗塞の血管の病気になると言われています。
そのひとつ原因として言われている「悪玉コレステロール(LDL)」
今回は週刊女性 2023年10月10日に掲載の「命を縮める肉 延ばす肉」について興味深い内容がありました。ぜひ、みなさんと共有させていただけたらと思います。
悪玉コレステロールとは何か?
悪玉コレステロールは、血液中のコレステロールの一種です。コレステロール(脂質)は、体内で細胞膜やホルモンの合成などに必要な脂質です。しかし、過剰に脂質を摂取しすぎることで、悪玉コレステロールとして知られるLDLコレステロールとなります。
悪玉コレステロールは、血管内壁に沈着し、動脈硬化の原因となることがあります。動脈硬化は、血管が詰まることで血液の流れが悪くなり、心臓病や脳卒中などのリスクを早めると言われています。
悪玉コレステロールを増やす原因に飽和脂肪酸
悪玉コレステロールを増やす原因の一つに、飽和脂肪酸を多く含む食品の過剰摂取があります。飽和脂肪酸は、動物性の脂肪や食品油のパーム油、植物油脂、ココナッツオイルなどに多く含まれています。このため、肉類や乳製品、揚げ物、スナック菓子など、これらの食品を過剰に摂取することで、悪玉コレステロール値が上昇することが知られています。
悪玉コレステロールを増やす5つの食品
悪玉コレステロールを増やす食品には、以下の5つがあります。
〇脂身の多い肉類(脂身のベーコン、鳥の皮、牛カルビ、豚バラ、ホルモンなど)
〇チーズ類
〇揚げ物(酸化した揚げ物、ぎとぎと揚げ物)
〇ポテチ、スナック菓子(植物油脂を含むスナック菓子)
〇チョコレート(植物油脂)
これらの食品は、過剰に摂取すると悪玉コレステロール値が上昇し、健康に悪影響を与える可能性があります。
悪玉コレステロールを減らす油
悪玉コレステロールを減らすためには、不飽和脂肪酸(αリノレン酸)を多く含む油を選ぶことが重要です。主な不飽和脂肪酸を含む油としては、亜麻仁油、えごま油などがあります。
悪玉コレステロールを減らすための工夫
悪玉コレステロールを減らすためには、まずは上記の食べ物を避けることが大切です。
また脂身が危険なのは飽和脂肪酸だけでなく、ホルモン剤、抗生物質、重金属が蓄積されていると言われています。脂身をよく摂る方は、ホルモン剤、抗生物質、重金属の同時に食べることになります。
まとめ
悪玉コレステロールを増やす食べ物として、脂身の多い肉やチーズ、揚げ物やスナック菓子などを避けながら、悪玉コレステロールを減らす不飽和脂肪酸のαリノレン酸を摂るようにしましょう。