こんにちは。
たすく整骨院のかわばた です。
皆さんは「からだ言葉」という言葉を耳にしたことがありますでしょうか?
からだ言葉とは、体の一部を用いて、その時の感情や気分を表現する慣用句です。
からだ言葉を知れば知るほど、先人を尊敬します。
ここまで、よく意味が深い言葉を考えられたな〜と。
そこで今回はからだ言葉の「腰」に焦点を当てた、からだ言葉をご紹介させていただきます。
浮き腰
重心が定まらず、不安定な腰つきを表現する腰言葉。
→柔道に「浮腰」という腰技があります。柔道の昇段試験の時、審査員に見せる技として使ったことがあります。柔道してたときは、実践で使ったことがなかったように記憶があります。
受け腰
受け身、受け止める態度を表現する腰言葉。
腰痛持ちの方で、腰の姿勢ことを表現する際にも用いられています。
受け腰とは、骨盤が後ろに後傾し腰椎の前弯が失われて、後弯していることの例えで用いられます。
逃げ腰
今にでも逃げ出しそうな腰付き。責任を逃れようとする態度を表現する腰言葉。
腰がある
うどんの弾力性を表現する腰言葉。
腰が抜ける
驚きや恐怖の場面に遭遇した際に、腰の関節が外れたり腰の力が無くなって立てなくなることを表現した腰言葉。
腰が強い
物を持ち上げるときの、腰の強さを表現する腰言葉。
又、力比べした際に 押し返すときに表現されることがあります。
腰が弱い
気が小さく、すぐ人に屈してしまうことを表現した腰言葉。
また、うどんや餅などの粘り気が弱いことのたとえ。
腰が高い
腰の位置が高い。腰を高く構えることや他人に対し、おごりたかぶっていたり、横柄な態度を表現する腰言葉。
又スポーツの野球や相撲の世界で、結果がなかなか出せない選手が監督、コーチ、親方から指導受ける際に投げかけられている言葉でもあります。
腰に梓の弓を張る
老体であることを表現する言葉。
昔ほど見かけなくなりましたが年齢を重ねると、腰が90度近く曲がってくる方がいらっしゃいますが、そういう方をうまく表現されています。
現在は腰に梓の弓を張る原因がわかってきましたので、背筋が伸びたご年配の方が増えたように感じます。
腰砕け
腰の力が抜けて、腰から崩れ落ちることを表現する腰言葉。
本腰を入れる
真剣に本気で物事を取り組むときに表現する腰言葉。
へっぴり腰
お尻を突き出した不安定な姿勢を表現する腰言葉。
又自信のなさを表現する際にも用いられます。
まとめ
まだまだ、他にも腰言葉があります。随時更新して行きます。
腰は、心と体の強さや自信の表現されているように感じます。
腰痛持ちの方は、もしかすると日々の受けきれない問題に直面して、受け流せないところがあるのかも知れませんね。
今後も、からだ言葉を部位別にご紹介させていただきます。
皆様の何かしらの参考になりましたら、幸いです。